2023.12.18

外壁塗装はいつするのがベスト?外壁塗装のプロがタイミングをズバリ教えます!

外壁塗装はどれくらいの頻度で行えば良いのか悩んでいませんか?外壁塗装は、「新築」や「塗料の耐用年数」によって実施頻度が異なります。今回の記事では塗装工事の平均年数を解説していきます。また、外壁塗装の実施年数に関するポイントも紹介します。日々のメンテナンス方法を工夫することで、実施頻度を減らせるでしょう。外壁塗装を行う頻度に悩んでいる方や外壁劣化が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

外壁塗装は何年ごと行えばよい?

外壁塗装を行う頻度は、初めて行う場合と2回目以降に行う場合で異なります。初めてだと8〜10年ごと、2回目以降は塗料の耐用年数に関係します。ここからは、外壁塗装を何年ごとに行えばよいかの目安について解説していきます。

新築の場合は8~10年が目安

新築住宅を初めて塗装する場合は、8~10年での頻度で再塗装するのが一般的です。ただし、塗装頻度の目安は「外壁材の種類」や「外壁の劣化状況」に依存します。耐用年数が長い外壁材を使っていれば、10年以上経過していてもきれいな状態を保っている場合が多いです。金属系・木質系・樹脂系サイディングやALCボードは耐用年数が長く、窯業系サイディングとモルタルは短めと言われています。適切なタイミングで塗装するには、何の外壁材を使用しているか確認することが重要です。しかし外壁材の耐用年数はあくまで目安です。年数が長くても、外部環境や劣化状況、築年数などによって大きく左右されるので、破損や汚れが気になり始めたら塗装工事を行うようにしてください。

二度目の塗装の場合は塗料の耐用年数が目安

二度目以降の外壁塗装は、塗料ごとの耐用年数で実施頻度が決まります。塗料によって耐用年数が異なるため、初回の塗装で「何の塗料を使用したか」によって塗装タイミングが変わります。耐用年数が短いものであれば5年程度、長いものは25年ほど持つため、塗料の種類で大きな差が生まれます。たとえば、アクリル系塗料は5~7年、最近主流となっているシリコン系塗料は10~13年、耐久性が最も長い無機塗料は20~25年です。そのため、二度目の塗装はいつ行うべきか悩んでいる方は、初回に使用した塗料を確認してみましょう。

外壁塗装の実施年数に関するポイント

上記で解説したのはあくまで目安の頻度であり、工夫次第では実施回数を抑えられます。ここでは、できる限り耐用年数を延ばすコツや、塗装工事すべきか否かの具体的な判断方法などを解説していきます。

目視で外壁の経年劣化をチェックしよう

上記の塗料の塗り替え時期はあくまで目安となるため、実際には目視で外壁の劣化をチェックし、外壁塗装が必要かどうかを判断するのが1番良い方法です。下記のような症状が見られたら、外壁塗装が必要な時期です。

・チョーキング現象

チョーキングとは、塗料が劣化し塗膜がはがれることで外壁につく白い粉のことです。そのまま放置していると外壁の劣化がどんどん進み、建物全体の見た目・耐久性に悪影響を及ぼします。

・塗膜のはがれ

塗膜のはがれは、劣化により外壁材と塗膜部分の間に密着性がなくなることで発生します。塗膜がはがれた状態だと、塗装の下地や外壁材がむき出しになってしまうため、さらに劣化が進む原因となります。

・外壁のヒビ割れ

多少のヒビ割れなら問題ありませんが、大きく割れている場合はかなり危険です。0.5mm以上のヒビ割れが起こっている場合はすぐに外壁塗装を依頼しましょう。

・コーキング剤のはがれ

経年劣化するとコーキングに伸縮性が失われ、固くなってはがれてしまいます。コーキングの耐用年数は5~10年と外壁よりも短めです。コーキング劣化は雨漏りの原因にもつながります。

・カビや藻の発生

カビや藻は、塗膜の防水力が低下していることの表れです。衛生的にも良くないため、発見したらすぐに外壁塗装で修理してください。日当たりの悪い場所は特に要注意です。

・サビの発生

サビは腐食・劣化によって生み出されるため、下地や外壁材がかなり傷んでいる可能性があります。サビが広がると外壁に穴が開き、雨漏りの発生や耐久性の低下につながってしまいます。

ブログ一覧にもどる