2024.02.09

戸建て住宅で外壁塗装をしないとどうなるか塗人が分かりやすくお伝えします!

住宅の外壁塗装は、その重要性に関する疑問を多くのお客様から受けます。本記事では、外壁塗装がなぜ必要なのか、そして塗装を怠った場合にどのような影響が出るのかを詳しく解説します。

塗装が不要な住宅は存在するのか?

まず、外壁塗装が全く必要ない住宅も確かに存在します。主にレンガやタイルを使用した住宅が該当し、これらの素材は紫外線や雨水に対する耐性が自然と高く、塗装を施す必要がありません。レンガやタイルは、30年以上持続する耐久性を持ち、塗装をしてもその性能が大きく向上するわけではありません。ただし、汚れが発生した場合は、高圧洗浄での清掃が可能です。その他のメンテナンスが必要な場合でも、ひび割れや剥がれが生じた際には、セメントやシーリング材での補修が一般的です。

塗装を怠るとどうなるのか?

住宅の外壁が徐々に劣化する過程では、小さな問題が徐々に大きな問題へと発展します。塗装を行わない場合の具体的な劣化状況を見ていきましょう。

・色あせ・ツヤ失い(約5年目): 外壁の色が薄れ、ツヤが失われることが最初の兆候です。元の色との変化を感じたら、外壁の劣化が進行しているサインです。

・汚れやコケの発生(約7年目): 塗装の効果が低下すると、外壁に汚れやコケが付着しやすくなります。これは、撥水性の低下により、湿気が溜まりやすくなり、汚れに対する抵抗力が弱まるためです。

・チョーキング現象(約10年目): 外壁を触ると手に白い粉がつくチョーキング現象は、塗装の効果がほぼなくなっている証拠です。これにより、外壁の劣化が加速します。

・クラック(ひび割れ)の発生(約10年目): チョーキング現象の後には、外壁にクラックが発生し始めます。小さなひび割れであれば即座に問題はありませんが、0.3mm以上に広がる場合は迅速な補修が推奨されます。

まとめ

外壁塗装を怠ると、最終的には高額な修復費用が発生するリスクがあります。定期的な点検と塗装により、住宅の耐久性を長期間保つことが可能です。本記事が住宅の維持管理についての認識を深めるきっかけになれば幸いです。気になる方は、ぜひ専門家への相談をお勧めします。

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