2023.12.16

隣家とのトラブルは避けたい!外壁塗装での注意点とは!

新築から何年かすると、外壁にも劣化が見えてきて、「そろそろ外壁塗装を考えようかな」という方も多いと思われます。外壁塗装は、トイレやお風呂など家の中のリフォームとは異なり、住宅全体を囲む足場が必要です。しかし、その足場は隣家との思わぬトラブルを生む原因になってしまうのです。今回は、外壁塗装で隣家とのトラブルを防止する対策を解説します。

1外壁塗装は家が隣接していても可能

2外壁塗装でのご近所トラブル

足場のスペースが確保できたら一安心ですが、まだまだ外壁塗装ならではのトラブルの可能性は潜んでいます。

1つ目は、塗装会社の車が道を塞いでしまうことです。
特に足場を組み立てる際は、大量の大きな部材が必要なため、住宅の正面に大きなトラックが停まります。道路が広ければ歩行者も車も通行できますが、道路が狭いと歩行者ですら通行が困難になってしまうのです。通勤・通学でその道しか使えないとなると、朝からご近所の方をイライラさせてしまうことも考えられます。塗装会社が事前に告知することもありますが、ご自身でも伝えておきましょう。

2つ目は、騒音問題です。
外壁塗装における高圧洗浄の段階の問題だと考えられがちですが、足場の組み立ての際も大きな金属音が鳴り響きます。金属音は不快感を与えやすい音であるので、特に注意が必要です。しかし、足場組み立ては高圧洗浄と違い、外壁塗装の段階ではないため、組み立て後の挨拶になってしまうこともあります。足場設置後の挨拶で、いきなりトラブルになるのは避けたいものです。道を塞ぐことに加えて、金属音がすることも事前に伝えておきましょう。

3つ目は、悪臭問題です。
塗料の独特な臭いは避けられないものです。人によっては体調を崩す危険性もあるため、日程や時間帯をわかる範囲で告知しておくと良いでしょう。

3外壁塗装での隣家トラブル

ご近所トラブルを解説しましたが、お隣さんはそのトラブルの可能性がより高くなります。またトラブルは、足場組み立ての際のトラブルのみではありません。ここでは、隣家ならではのトラブルを解説します。

1つ目は、塗料の飛散です。
塗料は液体であるために、風で簡単に飛ばされてしまいます。隣家の壁だけではなく、車や洗濯物にも付着する恐れがあるので丁寧に養生することは必須です。しかし丁寧な養生でも、塗料の飛散は避けられない場合もあります。事前に塗装日程とともに塗料が飛散する可能性を伝えておくとトラブルを避けられるでしょう。

2つ目は、高圧洗浄時の汚れの飛散です。
塗装前に外壁の汚れを落としますが、高圧洗浄で行うため、風で汚れが遠くに飛ばされてしまいます。塗料と同じく、汚れを含んだ水がご近所の家の外壁や車、さらに洗濯物にも付着する恐れがあります。塗装時の飛散にのみ注意しがちですが、高圧洗浄の際は騒音と汚れの飛散という問題があるので、一番注意が必要かもしれません。

3つ目は、隣家の敷地内に職人が勝手に入ってしまうことです。
隣家との間に十分なスペースがない場合、隣家の敷地内に入らないと作業ができない場合もあります。足場の組み立ての際に許可を取っていたとしても、その後も入ってくると把握していない方もいらっしゃいます。きちんと事前に塗装中も敷地内に入る可能性があることを伝えておきましょう。

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